幽体コミュニケーションズ初のミニアルバム。ヒップホップ/エレクトロニカ的なトラックだが、魅力的な男女二人のヴォーカルと、有機的なギターと組み合わされることで、クラブ・ミュージックというよりは新しい形のポップスのように聴こえる。
幽体コミュニケーションズの初のミニアルバムである『巡礼する季語』では、全ての曲にいずれかの季節の要素が編み込まれており、音源集を通して聴くことで春夏秋冬を順に巡ることができるようになっている。サウンド面では、ドラムンベースやヒップホップ的なアレンジでリズムグルーヴへのアプローチを強化する一方、アンビエントかつ映像的な音世界を深化させるなど、全方位的な展開の仕方を見せている。
文脈を横断するようなコラージュ感覚溢れるトラックに、ラップのグルーブを咀嚼したpayaと流線的ないししの歌唱、吉居大輝による変幻自在のギタープレイングが折り重なることによって映し出される音世界を体感することができる音源集になっている。
《幽体コミュニケーションズ》
京都を中心に活動する、paya、いしし、吉居大輝の3人による音楽ユニット。
フォークやヒップホップ等様々な音楽を圧縮コピーして混線させた、チープでストレンジなサウンドの上に、男女混成によるあどけない歌声と四季に呼応する詩世界を同居させている。
1.季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている
2.光の波間で息継ぎして
3.ユ
4.雨集
5.Ollie(巡礼する季語)
6.STAY
7.HOLIDAY
8.
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