ファーストアルバム『初期の台風クラブ』、CDのジャケをベースに新装版LPとしてリリース決定!オリジナルはプレミアが付いていただけにうれしい再発!
(発売当時のコメントです)松永良平さんがインタヴュアーを務める、石塚さん(台風クラブ)と澤部さん(スカート)の対談を読むと色んなことが腑に落ちました。
台風クラブの音楽をはじめて聴いた時、スカートと似てるなと思ったんです。正確に言うと僕がスカートを好きな感覚というか理由と台風クラブのそれは似ているなと。その感覚とは明らかにロックサウンドなのに、ロックのエネルギーや音の質感、ルーツとなった音楽にどれだけ近づけるかなどで勝負していない所。個人的にロックを聴かなくなった時期が長くありました。ロックというジャンルの音楽を聴いてもバンド毎の違いが感じられないのがその理由でした。その思いを変化させてくれたのがスカートでした。そしてそのスカートと同じ感覚で聴けるバンドが出てきたと思ったのですが、まさかスカートからの影響だったとは!でもスカートから影響を受けているという事が意外だと感じるほど、台風クラブとスカートは別物なんです。簡単に乱暴に説明するとスカートはポップスで台風クラブはロック。LIVEを見てる時、20数年前によく聴いていたニューエストモデルを思い出しました。ストーンズ的なロックバンドからの影響とスカート経由でソウル・ミュージック的要素が混ざったから少し似てるのかもしれません。
台風が来る!いま、景色が変わる!!
ごく限られた店舗と手売りのみで販売していた3曲入りCD-R『ずる休み』が各所で話題沸騰&異例のロングセールスを記録!
尾崎世界観(クリープハイプ)、澤部渡(スカート)らも賛辞を送る西の都の三人組・台風クラブ、待望の1stフルアルバムが遂に完成!
京都の伝説的先達である村八分や、ちぇるしぃへの心酔、故のガレージ/ロックンロールへの深い愛情と造詣/畏敬を込めたサウンドの探求と挫折の果て、その彼岸で鳴らされた伏し目がちで憂いを帯びたロックンロールはあまりにも優しく、美しかった!
歌に寄り添いながらも躍動するベース、タメの効いた歌心溢れるドラム、小気味いいリズムを刻みながら、時に泣きじゃくるギター。最小限の編成が生むとぐろを巻いたグルーヴと、閃きに満ちた人懐っこいメロディ、随所に光る繊細で粋なアレンジ。そして、Vo./Gt.石塚が気怠げに歌う退屈な感情、やるせなさ、どん詰まり…美しい日本語の文法でもって、鮮やかに描き切った捻くれた青春の成れの果て。そんな黄昏に想いを重ねる僕らに、まるで古い友人のように優しげな眼差しを向けるポップネス。これら全てが有機的に、奇跡的なバランスで邂逅を果たした10篇の青春狂走曲。
カテゴリー内を検索
お問い合わせ